国の事業の委託専門家に(2017年7月)

 このたび、中小企業や小規模事業者の海外展開を支援する国の事業を受託した独立行政法人(機構)から、委託専門家として採択されました。規定により、その機構の名称をここに書くことができないのがちょっと残念ですが、この分野ではよく目にし、耳にするところです(申請して認められれば書けるようですが、認められないかもしれないし、まあそこまでしなくてもいいかなと)

 

 製品を海外へ輸出するには、認証やら何やらといったハードルがいろいろとあるのですが、こんなハードルやあんなハードルがあるんですよ、というようなアドバイス事業は、これまでもその機構が行ってきているんだそうです。例えば、アメリカ市場への進出ならULマークとか、ヨーロッパ市場ならCEマークというのがあって、安全やEMC(電磁両立性)、その他にも規制がいろいろとあるんですよ、というようなお話をしているのだと思います。それに対して今回の事業は、そうした概要を理解された事業者様が、いざ海外展開するぞと決めた後、じゃあどうやってそのハードルを超えれば良いのか、あるいはハードルをくぐって通るようなことが出来るのかといった、海外展開のためのより具体的かつ現実的なアクションについて、我々のような人間が各分野の専門家としてアドバイスを行うというものです。今回の採択は3名。皆分野が異なり、必要に応じて協力し合うことになるかと思います。

 

 アドバイスの方法は、面談(もしくはビデオ会議)か電子メール。相談費用は無料です。この事業の終了時期は既に2018年2月末と決まっていますが、引き続き国から予算が降りれば継続するそうです・・・。

 

 決して長いとはいえない約半年という期間で、どの程度有意義なアドバイスができるかは未知数ですが、出来る限り多くの事業者様のお役に立てればと思います。