ついにMyオシロを購入(2017年6月)

 ついに買ってしまったシリーズ第2弾。今回は、

 Myオシロスコープ!

 

 某通販サイトにて割引クーポン適用で約4万円(税込こんなもんを個人で買おうとは、以前は想像もつきませんでした(本当はバッテリー駆動のハンディタイプが良かったんですが、そういうのはまだまだ高価で)。

 

 購入の目的はもちろん、安全規格の試験に使用するためです。GW Instekという台湾のメーカーのもの(ブランド)ですが、トリオ→ケンウッドという、歴史のある計測器メーカーの流れをくむテクシオ・テクノロジーが販売を行っているものです。恐らく中身も同じ製品がTexioブランドでも販売されており、他に某有名計測器メーカーでも見た目がほぼ同じ製品があるので、充分に信頼できる製品だろうと期待して購入しました。約4万円というオシロスコープは、そのスペックとしては最も低い方なんですが、私が守備範囲とする安全規格の試験のためには充分な性能を持っています。

 

 それともう一つの目的は、私自身がオシロスコープの扱いに慣れておくためです。メーカー様からお仕事をいただいて現場で試験を行う際、メーカー様が校正されたオシロスコープをお持ちでない場合はレンタル品を使用します。ベンチタイプのオシロスコープなら、どのメーカーのものも使い方はだいたい同じではあるものの、レンタル品となると、メーカーの方々も、当然ながら私も、その都度使い慣れてないものに向き合わなければならず、皆でよくあわわわとなるのです。あるいは、そのメーカー様でお持ちであっても、「別の部署から借りてきたんだけど、普段扱ってないから使い方が良くわからない」というケースもよくありまして

 

 認証機関で働く「技術者」と一般的に思われている人には、いろいろな素性(経歴)の人がいまして、オシロスコープなんて触ったこともないという人もけっこういるのです(試験の実施だけを担当する人は逆に、安全規格の要求事項等についてはあまり分からないため、規格の評価はできないという状態)。

 

 私自身は、認証機関で働いていた時は試験の現場から呼ばれたり、呼ばれなくてもちょいちょい見に行って一緒に試験をしたりしていました。そしてもうはるか昔のことですが、学生時代にも多少はオシロスコープに触ったので、基本的な使い方は知っているつもりではいました。しかしせっかくMyオシロスコープを購入したってことで、右の本を購入して勉強し直しました。この本は、基本的な使い方はもちろん、オシロスコープを100%使いこなすためのテクニックといったもので、安全規格の試験には充分過ぎる内容。知らなかったことも多く、とても勉強になりました。

 

 今回購入したMyオシロスコープ少なくとも今の私にとって毎日触れるようなものでもないので、現場で相変わらずまごつくこともあろうかと思いますが、更にお客様のお役に立てればと期待しています。