ほぼ反○○的勢力(1)

 この先の人生において、なるべく関わりたくはないんですが、ここ数日わけあってとある登録検査機関とやり取りをしています。電安法に関する業務です。国内の登録検査機関か外国のものか、ここではまあ伏せておきましょう(「外国」といっても、必ずしも外国でもないようなところもあるわけですが)。

 

ほぼ反○○的勢力

 

 「反○○的勢力」の詳しい定義はどこか別のところを見ていただくとして、

・とある工業規格で定められた仕様を持つ製品。その仕様を持つ製品は世界中で広く使われている。

・にもかかわらず、明らかに間違った安全規格の解釈を基に、その仕様はNGと言ってくる

・仮にその解釈が正しいなら、その仕様を持った世界中の機器のほとんどがNGになる。

・そんなことはあり得ない(つまりそちらの解釈が誤っている)という説明には耳を貸さない。

・普通に説明しても、当然のように耳を貸さない。

・百歩譲ってその解釈が正しいとしても、こちらの解釈の方がより安全である。

・あんたの主張は分かったから、上司や同僚にも聞いてくれ、といっても変わらず。

(他にもいろいろ)

 

 暴力、威力、詐欺的手法を駆使して金儲けをしている勢力、とまでは言いませんが、電安法という法律に基づく威力をもって、理不尽、意味不明、かつ非現実的な主張を事業者に押し付けてくる集団と見れば、こんなもん反○○的勢力だがや!と、叫ばざるを得ません。少なくとも、

 民間事業者の適切な事業活動を

理不尽に阻害しているんですから。

 

 普通の事業者なら、登録検査機関がこんな意味不明なことを言ってきた時点で、諦めるしか無いだろうと思います。

・自分の解釈が正しい。

・自分の誤りは絶対に認めない。

 登録検査機関とか認証機関とか言われるところの人間は、ほとんどがこういうタイプですからね。年齢、性別、国籍もほぼ関係ありません。そんな謎の勢力の中では私の方こそ異常者で、よくもまあそんなところに10年も勤めていたもんだと今でも思います。

 

 さて、そんな事態をどう切り抜けるかというと・・・、そりゃまあそれなりの方法で進めます。謎の勢力の中で、エラそうにふんぞり返ったり居眠りしていただけの連中を横目に、10年もぼんやりと過ごしていたわけじゃありませんからね(→そして無事終了しました)。