レーザーポインター

 先日、初めて猫カフェというところに足を踏み入れてきました。なかなか面白い空間でしたが、その感想じゃなく猫じゃらしについて。

 

 猫カフェには、いわゆる古典的な猫じゃらしが並んでいましたが、最近はレーザーポインターを猫じゃらしとして使う人もいると知りました。

 

 日本ではレーザーポインターは「携帯用レーザー応用装置」として、「消費生活用製品安全法」という法律で規制されています。法律で定める安全基準をクリアしたレーザーポインターは、右側にある◇で囲まれたPSCマークが表示されています。ついでに、そのマークのすぐ近くに、国の指定を受けた第三者機関である「JQA」とか「UL Japan」などと書かれているはずです。これらの表示がないものは、「怪しい製品」です。ただ、そういった怪しい製品はネットや秋葉原のお店などでいくらでも売られています。私自身も以前、横浜マリンタワーのふもとでぬいぐるみなどを売っていた露天商のおっちゃんから、1000円で買ったことがあります。同じレベルの正規品なら、その3倍くらいはしたでしょう。

 

 レーザーポインターの安全性という点で、重要なことは2つあります。

1.マークがあっても、安全とは限らない

 同じく◇PSCマークの対象となるライターと似たようなもんです。安全なライターといっても、火が付きますからね。火に触れば火傷しますし、下手すれば火事にもなります。PSCマークなんぞ、「安全です(正しく使えば)」と言っているに過ぎません。

 

2.安くて明るい「怪しい製品」

 法律を無視して第三者機関による検査を受けないのですから、その分価格が安くなるのは当然です。注意すべきは、怪しい製品の中にはものすごく明るいものがあることです。しかしレーザーポインターの場合は「明るい=危険」と言えます。猫じゃらしとして使う分には、そんなに明るさを必要としないわけですが、安くて明るいなら(違法かどうかはともかく)普通はそっちを選んでしまうでしょう。とはいえ、下の動画のように、タバコに火がつくレベルのものは、人間の本能として危険を感知したいところです。

  レーザー光を初めて目にしたのは大学生の時だったかと思いますが、あの人工的な輝きになんとも不思議な感覚を覚えました。直視の危険性については注意を受けていたのでそういうことはしませんでしたが、キラキラとしてキレイな光なので、子供なら興味本位で光源をのぞき込んでしまうかもしれません。「まぶしさ我慢比べ」みたいなことを、子供はやったりしますからね。ちなみに今私の手元にあるレーザーポインターには、下記の注意が表示されています。

 

・レーザー光をのぞきこまないこと

・レーザー光を人に向けないこと

・子供に使わせないこと

 

 これに付け足すなら、猫ちゃんにも向けない方が良いですね。