認証機関がアドバイス!?

安全規格てなんや?

電安法てなんや?

何をどうせいっちゅうんや!?

 

っとお困りのメーカー様や輸入事業者様、

 

おもわず認証機関に

電話しちゃったりしてませんか?

 

 それ、間違ってますよ!なんでか?

認証機関は、

顧客にアドバイスしてはいけない

と決められているからです!

 

 ここでいう「アドバイス」とは、例えば、

・厚さ0.4mm以上の絶縁物をココに入れれば、この要求はパスできますよ

・ココのパターン間の絶縁距離は、3.0mm以上取ればOKですよ

・ココの難燃性が不足する部分は、こういう主張をすれば問題無いですよ

などというようなことをメーカーに教える、といった行為を指します。

 

 安全認証を発行する認証機関自身が、安全性評価の際に上記のようなアドバイスをする行為は、自分で自分にお墨付きを与えるような状態になってしまいます。もしそれが認められてしまえば、認証機関は、

・たくさんお金を払ってくれる顧客の製品は、判断を甘くしよう

とか、

・ココを指摘しちゃうと入金が遅くなっちゃうけど、どうせウチで認証出すんだから、まいっか!

といった事態が起こりかねません。安全性がないがしろにされると、結果的に消費者に危険を及ぼすことになりかねず、それを防ぐためにアドバイス行為は禁止されているのです。

 

ほんなら、認証機関がやっとる

「技術相談」ってのは何なんや? 

 

 それは、こういうものです。

◯規格の要求についての一般的な説明や解説

(こんなことが書いてあるよ。実際にはいろいろあるけど、自分で考えてね)

◯実際の製品について、不適合部分の指摘

(対策方法?そいつは言えねえなぁ)

 

 ちゃんとした認証機関であればこそ、これ以上のことはしてくれません。メーカー様や輸入事業者様にとって良いか悪いかはともかくとして、ルールを守るちゃんとした認証機関は、この程度の「技術相談」で終わりになります(にもかかわらず、結構な費用を請求されますので要注意)。

 

 現在は個人事業主という立場で、余計なしがらみにとらわれず、お客様のためのアドバイスをさせていただいております。安全規格や電安法でお困りのメーカー様や輸入事業者様には、是非とも有効にご活用いただきたいと思います。